2. Mystical “Onsen” Mood
白山中腹の中宮温泉は開湯1300年の古湯。胃腸名湯で知られるこの湯は、少々の鉄分と塩分を含み、いつもは薄茶色に濁った湯船なのだが、この撮影日は珍しく青く濁っていた。おじいさんが湯船に身を沈め、湯を飲む様は、ここがまさしく湯治温泉なのだ、ということのリアリティーを強く喚起させ、時間を忘れさせるような恍惚感を誘うのである。